どーも、おくりん坊です。普段何気なく見ている動画には、それぞれサイズがあるのをご存じですか?
画質がキレイだな!なんか画質が悪いな!と感じるのも、動画を構成するファイルが関係しているのです。
動画サイズは、主に3つの要素の数値によって変化しています。
ビットレート
▷ビットレートとは?
ビット毎秒とも言われるビットレートは、データを転送するレート単位です。
「1秒間にどれだけの情報を動画に詰め込んでいるのか」ということを表しており、ビットレートの数値が高ければ高いほど画質や音質は向上します。映像と音声はそれぞれ別々にビットレートが割り当てられ、映像に割り当てられたビットレートが高ければ画質が良くなり、音声に割り当てられたビットレートを高くすれば音質が向上します。
この2つのビットレートを合計したものを「オーバルビットレート(動画のビットレート)」と言います。
ビットレートは元動画の画質・音質を維持するものであり、元動画以上に質を向上させるものではありません。
そして、ビットレートが高ければ高くなるほど、PCにも大きな再生負荷が掛かります。
▷ビットレート数値の例
ビットレートの単位はbps(bit per second)またはKbps(Klio bit per second)で表し、1000bps=1Kbps
という考え方です。PCが最適処理できる目安の数値として、映像ビットレートは850Kbps・音声ビットレートは128Kbpsが理想と考えられています。ビットレートの使用例は以下のとおりです。
- You TubeのHD画質モードの最高画質 ― 2Mbps
- DVD Videoに記録できる最高画質 ― 9.8Mbps
- 地上デジタル放送のハイビジョン放送品質 ― 15Mbps
- 音声や字幕データなどを含んだHVDに記録できる最高品質 ― 1Gbps
コーデック
大きなサイズの動画を圧縮せずにそのまま扱うと、大容量のメモリやハードディスクが必要になったり、トラフィック量が増大します。そのため、動画容量を圧縮してサイズを小さくすることが必要です。
そこで、コーデックという圧縮アルゴリズムを使用して1枚1枚の画像を圧縮していき、ファイルサイズを大幅に縮小させます。コーデックとは、データを圧縮・再生するための展開を行う装置やソフトウェアなどのことで、動画サイズに関係する大切な要素のひとつです。
解像度
▷解像度について
動画における画素の密度数値を表しているのが解像度です。
ディスプレイの表示能力やきめ細やかな画質の滑らかさを表す尺度で、解析度の数値が高いほど画質がきめ細かく高画質になります。
解像度はdpi・ppi(1インチ当たりのピクセル数)という単位が使われており、同じサイズのディスプレイでもbpi・ppiの値の大きさによって解像度にも違いがあります。
▷解像度の数値例
パソコン用のディスプレイでは、1920×1080(フルHD)や2560×1440(WQHD)といった形で解像度が表されており、この数字は画面にどれだけ沢山の光の点があるのかを表しています。
1920×1080と表示されている場合は、最大でこの解像度まで映す能力があるディスプレイであるということです。
身近なディスプレイの解像度数の例は以下のとおりです。
- 12.9インチiPadPro ― 2732×2048
- iPad Air2 ― 2048×1536
- 一般的な4Kテレビ ― 約4000×約2000
これらの要素をおさえておくと、最適な方法で動画サイズを小さくすることができるようになると思います。動画など大容量のファイル共有をしたいという場合は、弊社のファイル転送サービスをご活用ください。
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